2008 年 12 月 4 日

世界三大宗教の一つであるイスラム教。

9.11の同時テロ以降、良くも悪くもイスラム教に対する関心が高まり、日本でもイスラム教に関する書物が多く出回るようになりました。
(その多くがいわゆる原理主義を解説するもののようですが・・・) 

 

世界史や倫理の授業で勉強した方も多いと思いますので、ここではイスラム教の基礎知識について簡単に復習してみます。

 

=唯一神アッラー=

イスラム教における創造主、唯一神。

“アッラーフ”という呼び方が正確なようで、良く聞く”アッラーフアクバル!”とは、”アッラーは偉大なり!”という意味です。

 

=預言者ムハンマド=

イスラム教の開祖。アッラーの使わした使徒であり、モーセやキリストに続くアッラーの言葉を人々に伝える、最後の預言者。

日本では英語のつづりから”マホメット”と呼ばれていましたが、現在はアラビア語の発音に近い”ムハンマド”と発音される傾向にあります。

 

=教典クルアーンとハディース=

イスラム教の聖典、それがクルアーンです。馴染みがあるのは”コーラン”という呼び方ですが、こちらも最近はアラビア語の発音に近い”クルアーン”と呼ばれています。

アッラーがムハンマドに対して下した啓示をまとめたものとされ、文学としても高い評価を受けています。

一方、第二聖典という位置付けにあるのが、ムハンマドの言葉や行動をまとめたハディースです。

ムスリムの信仰生活について細かく規定された内容になっていますが、一つ一つの言葉がハディースにあたり、それぞれが別の形で伝えられています。

 

=スンナ派とシーア派=

現在、イラクで続いているスンナ派とシーア派の宗派対立。その根本的な原因は、ムハンマドの時代までさかのぼります。

ムハンマドの死後、信徒の間では誰が彼の正当な指導者となるかを巡って、大きな争いが起きました。

信徒の合意によって選ばれた”カリフ”を指導者とするスンナ派と、ムハンマドの娘婿であるアリーとその子孫を”イマーム”として支持するシーア派です。

スンナ派はスンニ派ともよばれ、ムハンマドの時代に積み重ねられた慣行(スンナ)を由来とします。現在では全信徒のほとんどを占める多数派です。

一方のシーア派は、アリーの党派(シーア・アリー)に由来し、イマームの地位を巡って分裂が続いたため、現在では少数派となっています。

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